部門紹介

リハビリテーションセンター

部門概要

リハビリテーションセンター

徳山医師会病院でリハビリテーション科が開設されたのは昭和40年代です。 ハビリテーションとは、"身体に障害を有する者にその残存機能を最大限に発揮することにより、 身体的・心理的・社会的・職業的・経済的能力を回復させること"とされています。 私たちスタッフは、単に患者さんの心身機能の回復を目指すだけでなく、リハビリテーションの 本来の意味である”人間らしく生きる権利の回復”を目指し住み慣れた地域でいきいきと暮らせるように、 生活を支援します。

センター内風景

~ センター内風景 ~

リハビリテーションセンター センター長のコメント

Dr.furutani  古谷 泰浩 医師 徳山医師会病院はオープンシステムであり、現在求められている 地域医療を理想的な形で実践しております。 その中にあってリハビリテーションは非常に重要な位置をしめ、 当院ではリハビリのセラピストは53人と充実してまいりました。 私たちは少しでも心身の機能が回復し、患者さんの満足が 得られるよう努力しています。
理学療法 (理学療法士30名) 身体に障害を有する方に対し運動療法を行い、電気刺激、温熱療法等の物理療法を加えて、主に基本動作能力の回復を目的に治療をしています。
作業療法 (作業療法士17名) 身体に障害を有する方に対し「日常活動の諸動作や仕事・遊びなど人間の生活全般に関る諸々の活動」(作業活動)を用いて、諸機能の回復・維持をはかり、より充実した生活ができることを目的として訓練を行います。
言語聴覚療法 (言語聴覚療法士6名) 言語や聴覚、音声、摂食機能に障害のある方に対して、顔面、口腔、咽・喉頭部に対し刺激を行い、コミュニケーション障害又は摂食障害を改善することを目的に治療を行っています。

特色

ロボットスーツHAL®医療用下肢タイプ

はじめに

徳山医師会病院リハビリテーションセンターでは、CYBERDYNE社のロボットスーツHAL® (Hybrid Assistive Limb)を使用したリハビリテーションを行います。 本品は国内臨床試験を経て有効性・安全性が確認され、承認をうけた医療機器です。 「自分の力で立ちたい!」「歩きたい!」 そんな方々のリハビリテーションをサポートします。

目的

緩徐進行性の神経・筋疾患患者を対象として、本品を間欠的に装着し生体電位信号に基づき、 下肢の動きを助けつつ歩行運動を繰り返すことで、歩行機能が改善することを目的とします。

原理

2-HAL1 本品は、身体に装着することによって装着者の身体運動を支援する 医療機器です。 ヒトは筋肉を動かそうとした時、脳から筋肉へ信号が伝わり手足が 動きます。このとき、僅かな“生体電位信号”が皮膚表面に現れます。 機器に内蔵された各センサーから得られた情報と、皮膚表面に貼り 付けた電極から得られた信号の情報を用いて支援動作を決定し、状態に応じて各関節を駆動させることで、 下肢の動きをアシストします。このサイクルを繰り返すことで歩行動作をサポートします。

期待される効果

緩徐進行性の神経・筋疾患により歩行能力が低下した患者の機能改善、疾患の進行スピード減弱化が 確認されています。 ただし、一度消失した歩行能力の再獲得や疾患の治癒等については、効果が確認されておりません。

適応疾患および条件

2-HAL2
  1. 脊髄性筋萎縮症 (SMA:Spinal Muscular Atrophy)
  2. 球脊髄性筋萎縮症 (SBMA:Spinal and Bulbar Muscular Atrophy)
  3. 筋萎縮性側索硬化症 (ALS:Amyotrophic Lateral Sclerosis)
  4. シャルコー・マリー・トゥース病 (CMT:Charcot Marie Tooth)
  5. 封入体筋炎 (IBM:sporadic Inclusion Body Myositis)
  6. 遠位型ミオパチー
  7. 先天性ミオパチー
  8. 筋ジストロフィー  上記のいずれかと診断され歩行の介助、又は歩行補助具を要し(a)体重40kg~100㎏程度、(b)身長150㎝~165㎝程度で、本品の装着が可能な方が対象です。

基本的な治療スケジュール

2-HAL3

お問合わせ先

徳山医師会病院 リハビリテーションセンター Tel&Fax:0834-32-5363(直通) E-Mail:riha@tokuyamaishikai.com

回復期リハビリテーション病棟

徳山医師会病院回復期リハビリテーション病棟とは

発症後、急性期病院での治療や手術後に、リハビリテーション治療を行う病棟です。 出来るだけ早期から専門的・集中的にリハビリテーションを行い、退院後の在宅生活に即した リハビリテーションを実施します。 日常生活動作の向上をはかり、「在宅復帰」を第一の目的として、患者様やご家族を中心に医師、 看護師、介助スタッフ、医療ソーシャルワーカー(MSW)、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、 言語聴覚士(ST)など多職種がチームとして生活リハビリの実施を支援しています。 理学療法士8名、作業療法士7名、言語聴覚士1名、計16名の国家資格を有した技師が在籍しています。

回復期リハビリテーション病棟対象疾患

                    疾   患    入 院 期 間
1 脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、 脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、 腕神経叢損傷等の発症後若しくは手術後の状態 150日
高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頸髄損傷及び 頭部外傷含む多部位外傷 180日
2 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節若しくは膝関節の骨折又は二肢以上の多発骨折の発症後又は手術後の状態 90日
3 外科手術又は肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後又は発症後の状態 90日
4 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節又は膝関節の神経、筋又は靱帯損傷後の状態 60日
5 股関節又は膝関節の置換術後の状態 90日
退院後の生活に則した練習として歩行練習や調理練習を積極的に行っています。 また、摂食訓練等も積極的に取り組んでいます。
☆歩行練習☆ ☆朝の申し送り☆
リハビリテーションスタッフや医師, 看護師, ソーシャルワーカーといった医療スタッフだけでなく, 患者様御本人や, 御家族の方とも連携をとりながらチーム医療を行っていきます!!

簡易自動車運転シミュレーター(SiDS)

はじめに

道路交通法では、運転免許をお持ちの方が脳卒中等の一定の病気を発症し、運転再開を希望される場合、 公安委員会(運転免許センター)で、安全な運転に支障があるかどうかについて、判断することが 定められています。 当院では、医療機関の立場から安全な運転に支障があるかどうかを評価し、助言を行います。 また、公安委員会(運転免許センター)への運転可否判断の助言を行います。

簡易自動車運転シミュレーター(SiDS)について

3-SiDS 当院では、運転評価の1つとして簡易自動車運転シミュレーター(SiDS)を 用いています。SiDSは現実に近い状況を再現した自動車運転技能判定の ドライビングシミュレーターではなく、反応時間、速度予測感覚、注意配分 など運転に関わる基本的な能力を判定する検査システムです。

自動車運転評価の対象

運転再開を希望する、脳の障害により高次脳機能障害を呈した方が対象 となります。 ※生活動作(食事・更衣・入浴・トイレ等)や外出が一人で行えることが条件となります。 外来での運転評価も行っております。

お問い合わせ先

徳山医師会病院 リハビリテーションセンター Tel&Fax:(0834)32-5363 (直通)

外来リハビリテーション

診療時間

月曜日~金曜日(土・日・祝日以外)  8:40~12:00 ※待ち時間短縮のため全て予約制となります

特徴

当院はオープンシステムにより、かかりつけ医(ホームドクター)が主治医として外来リハビリテーション を行うことが可能です。 日常生活で困っている事(転倒が増えた、服の着替えが困難など)がありましたらご相談下さい。

外来開始までの流れ

img_flow 訓練以外にもご家族の方への安全な介助指導や生活指導(ホームエクササイズの資料提供)、 利用できるサービスなどの情報提供も行っております。 また、言語聴覚士による言語訓練や摂食訓練も行っております。

訪問リハビリテーション

当院では、リハビリテーション専門技師(理学療法士5名・言語聴覚士1名)による訪問リハビリテーション を行っています。 入院中にできていたことができなくなった、やりたいことがあっても練習方法が分からない、介助指導を してほしい等ご希望や困っている内容を事前に伺った上で、安全で快適な生活が送れるよう支援します。

内容

rehadata15  ・住宅改修や福祉用具の検討   ・日常生活に必要な動作練習および指導   ・ご家族への介助方法の指導   ・活動範囲を拡げる環境づくり   ・他の在宅サービス提供者との連絡、調整など

専門資格取得者・研修修了実績

・訪問リハビリテーション管理者研修会step1~3修了(1名) ・介護支援専門相談員(1名) お住まいが周南市・下松市・光市のいずれかの方であれば、どちらでも訪問致します。 介護保険・医療保険の適応となります。(保険の種類によって利用料が異なります)

問い合わせ先

電話  0834-32-5043 管理者 原田 由美子(はらだ ゆみこ)

実習・出身校・有資格者

資格取得者等一覧

  • 認定理学療法士[神経理学療法研究部会(脳卒中)] … 3名
  • 認定理学療法士[管理・運営] … 1名
  • 認定理学療法士[地域理学療法]… 1名
  • 呼吸療法認定士 … 5名
  • 認知運動療法士[マスターコース]… 1名
  • 認定訪問療法士 … 1名
  • 福祉用具プランナー … 1名
  • 回復期セラピストマネジャー … 1名
  • 介護支援専門員 … 4名
  • 福祉住環境コーディネーター2級 … 12名
  • 訪問リハビリテーション管理者研修step1~3 修了 … 3名
  • がんリハ研修 修了 … 14名
  • 介護予防推進リーダー研修 修了 … 9名
  • 地域包括推進リーダー研修 修了 … 9名
  • メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ、Ⅲ種 … 1名
  • 認知症ケア専門士 … 2名
  • 日本離床学会 離床アドバイザー … 1名
  • HAL医療用下肢タイプ運用指導者養成研修 修了 … 1名
  • 離床実習指導者講習会(厚生労働省指定) 修了 … 2名
  • 介護予防の推進に資するPTOST指導者研修会 修了 … 6名
 

スタッフ出身校

  • 藍野大学
  • 麻生リハビリテーション専門学校
  • 大阪医療福祉専門学校
  • 大阪府立大学
  • 沖縄リハビリテーション福祉学院
  • 川崎医療福祉大学
  • 吉備国際大学
  • 九州栄養福祉大学
  • 県立広島大学
  • 国際医療福祉大学
  • 小倉リハビリテーション学院
  • 信州大学
  • 青照学舎メディカルカレッジ青照館
  • 専門学校YICリハビリテーション大学校
  • 帝京大学
  • 東海医療科学専門学校
  • 長崎大学
  • 東筑紫学園 九州リハビリテーション大学校
  • 福岡保健学院 下関リハビリテーション学院
  • 福岡リハビリテーション専門学校
  • 広島医療保健専門学校
  • 広島国際大学
  • 広島大学
  • 山口医療福祉専門学校
  • 山口コ・メディカル学院
  • リハビリテーションカレッジ島根
  • 労働福祉事業団 九州リハビリテーション大学校

センター内活動の記録

 令和元年度 学術大会・教育文化講演 実績

Ⅰ.学会・研究会発表 1.原田由美子:「社会参加支援による訪問リハビリテーション終了者の追跡調査」

 第33回中国ブロック理学療法士学会,周南市,2019(9).

2.中村光太:「外来通院中の筋萎縮性側索硬化症患者のHALRを使用し歩行能力の変化がみられた症例」

 第33回中国ブロック理学療法士学会,周南市,2019(9).

3.千々和剛:「運動ハイリスク患者への理学療法-多発性骨髄腫に脳卒中を発症した症例-」

 第29回山口県理学療法士学会,下関市,2019(12).

4.戸島隆雄:「嚥下障害患者における舌圧低下と嚥下スクリーニングとの関連性について」

 第35回山口県リハビリテーション研究会,宇部市,2019(11).

Ⅱ.教育・文化講演 1.溝口浩二,筒井太一,戸島隆雄:「体験しよう!老いても歩ける、座れる、食べられる」体験ブース

 周南市あ・うんネット周南 自分らしい“いきかた”フェスタ実行委員会,「自分らしい“いきかた”フェスタ」,

 周南市,2019(11).

2.三原裕也,喜舎場豊,中村光太,藤原一樹,安村拓人,鬼武拓磨,甲山朝陽,末永智彦:

 住民運営通いの場支援(全11回),周南市,2019.

3.原田由美子,三原裕也,戸島隆雄:

 個別地域ケア会議実践研修会(全4回),周南市,2019.

4.喜舎場豊:令和元年度 山口県理学療法士会新人教育プログラム研修会講師「社会の中の理学療法」

 一般社団法人山口県理学療法士会,周南市,2019(10).

5.三原裕也:令和元年度 山口県理学療法士会新人教育プログラム研修会講師「臨床実習指導方法論」

 一般社団法人山口県理学療法士会,周南市,2019(10).

6.東瀬美紗: 難病患者・家族交流会講師,周南市,2019(8).

平成30年度 学術大会・教育文化講演 実績

Ⅰ.学会・研究会発表 1.森重ひとみ:「化膿性脊椎炎・硬膜外腫瘍による麻痺を呈した症例~亜急性期での取り組み~」

 第19回周南地域リハビリテーション症例報告会,周南市,2018(10).

2.中原健太郎:「化膿性脊椎炎・硬膜外腫瘍による麻痺を呈した症例~外来リハでの取り組み~」

 第19回周南地域リハビリテーション症例報告会,周南市,2018(10).

3.溝口浩二,原田由美子: 「周南市の地域リハビリテーション活動支援事業への理学療法士の取り組みについて」

 日本医療マネジメント学会第17回山口県支部学術集会,宇部市,2018(10).

4.弘津翔太郎:「院萎縮性側索硬化症(ALS)に対するロボットスーツHAL®を使用した歩行訓練の効果」

 第34回山口県リハビリテーション研究会,宇部市,2018(10).

5.安永慎佑:

 「拡大・代替コミュニケーション機器導入による副次的効果~iPadを利用したALS患者の1症例~」

 第30回山口県作業療法士学会,山口市,2018(11).

6.田村美菜,兼重貴充,千々和剛:「肝臓への経皮的刺激は門脈血流速度を上昇させる」

 第28回山口県理学療法士学会,萩市,2018(11).

7.松浦慎一郎:「趣味活動を通じ、自己認識の変化から本人らしい生活を目指した事例」

 山口県作業療法士会周南地区新人事例発表会,周南市,2019(1).

8.松村圭:「認知機能低下のある症例の自己効力感と危険認識について」

 山口県作業療法士会周南地区新人事例発表会,周南市,2019(1).

9.菊永知美:「外出を目標に取り組んだ症例」

 山口県作業療法士会周南地区新人事例発表会,周南市,2018(10).

Ⅱ.教育・文化講演 1.溝口浩二,原田由美子,喜舎場豊,三原裕也,松本有希,宮﨑有希,甲山朝陽,東瀬美紗,末永智彦:

 住民通いの場支援(全12回),周南市,2018.

2.三原裕也:地域ケア会議(全2回),周南市,2018. 3.原田由美子,三原裕也,筒井太一:地域ケア模擬会議(全3回),周南市,2018 4.菅孝太郎:JA協同サポート山口福祉用具セミナー「自宅での転倒予防リハビリポイント」

 JA協同サポート株式会社,周南市,2018(6).

5.喜舎場豊:平成30年度山口県理学療法士会 新人教育プログラム研修講師「一時救命処置と基本処置」

 山口県理学療法士会,周南市,2018(10).

6.三原裕也: 平成30年度山口県理学療法士会 新人教育プログラム研修講師「コーチングとティーチング」

 山口県理学療法士会,周南市,2018(10).

7.安永慎佑:平成30年度第3回山口県住環境福祉機器研究会講師「コミュニケーション支援研修」

 山口県作業療法士会,防府市,2019(2).

平成29年度 学術大会・教育文化講演 実績

Ⅰ.学会・研究会発表 1.喜舎場豊,原田由美子:「高齢利用者に対して車椅子乗車の取り組みや互助の導入により家族の満足度向上が得られた症例」

 第27回山口県理学療法士学会,下松市,2017(11).

2.若林あゆみ,鬼武拓磨,藤原一樹,筒井太一:「回復期リハビリテーション病棟での患者の過ごし方に対する意識調査」

 第33回山口県リハビリテーション研究会,宇部市,2017(10).

3.千々和剛,中村光太,藤原一樹,兼重貴充:

 「バランスボールエクササイズは身体環境の改善に有効か?~Spine Dynamics療法に基づく治療戦略~」

 第27回山口県理学療法士学会,下松市,2017(11).

4.中村光太,千々和剛,藤原一樹,兼重貴充:

 「パーキンソン病において簡易的に転倒を予見する指標としてBBSは有効か?~14項目の各課題に着目して~」

 第27回山口県理学療法士学会,下松市,2017(11). 5.上田悦子:「運動性失語を呈した症例について」

 山口県言語聴覚士会 東部ブロック症例検討会,周南市,2017(12)

6.原本直由,林美惠子,田村ゆかり,筒井太一,千々和剛:「当院地域包括ケア病棟の質的変化」

 日本医療マネジメント学会第16回山口県支部学術集会,柳井市,2017(11).

Ⅱ.教育・文化講演 1.喜舎場豊:平成29年度山口県理学療法士会新人教育プログラム研修講師 「一次救命処置と基本処置」

 山口県理学療法士会,周南市,2017(10)

2.三原裕也: 平成29年度山口県理学療法士会新人教育プログラム研修講師 「コーチングとティーチング」 山口県理学療法士会,周南市,2017(10) 3.中村光太:ライフデザイン講話 周南市立太華中学校,周南市,2018(3) 4.溝口浩二,原田由美子,喜舎場豊,三原裕也,松本有希,宮﨑有希,東瀬美紗,末永智彦: 住民通いの場支援(全12回),周南市,2017.

平成28年度 学術大会・教育文化講演 実績

Ⅰ.学会・研究会発表 1.宮崎有希:「脊椎結核対麻痺患者の歩行獲得に向けた取り組み BWSTTを用いたアプローチ」

 リハビリテーション・ロジカルシンキング研究会2016@大阪,大阪市,2016(6).

2.若林あゆみ,兼重貴充,吉川浩平:「右被殻出血を呈した症例の経過報告」

 第12回周南地域リハビリテーション症例検討会,周南市,2016(6).

3.宮崎有希,木村大輔,松本義如,高岡浩:「BWSTTを行い病棟内ロフストランド杖歩行が自立となった不全対麻痺患者の一症例」

 第30回中国ブロック理学療法士学会,岡山,2016(9).

4.安村拓人,千々和剛:「変形性膝関節症に対し足底板を使用した一症例」 第27回山口県理学療法士学会,山口市,2016(11). 5.松本義如:「在宅医療・介護連携推進事業における理学療法士の役割 ~他職種連携に向けた周南市野取り組みから~」 第27回山口県理学療法士学会,山口市,2016(11). 6.兼重貴充:「脚長差に対するアプローチ ~歩行時の痛みについて~」

 第43回山口県回復期リハビリ病棟研究会,周南市,2016(10).

7.宮崎有希,中村麻子,松本義如,渡邊征二,岡田守久,高岡浩:「不全対麻痺患者の予後予測と退院時の身体機能についての一考察」 第32回山口県リハビリテーション研究会,宇部市,2016(10). 8.高橋真未,宮崎有希:第Ⅳ脳室内腫瘍・開頭脳腫瘍摘出術後、小脳性運動失調を呈した症例〜歩行自立を目指して〜」 平成28年度山口県理学療法士会東部ブロック症例発表会,周南市,2017(1). 9.吉川浩平: 「口から食べるバランスチャートで評価し、三食自己摂取可能となった一症例」 第29回一般社団法人回復期リハビリテーション病棟研究大会,広島,2017(2). Ⅱ.教育・文化講演 1.松本義如:「在宅におけるボディメカニクスの応用」 徳山薬剤師会,下松市,2016. 2.溝口浩二:「呼吸リハビリテーション」 周南HOTの会,周南市,2016. 3.溝口浩二,原田由美子,喜舎場豊,松本有希,筒井太一,鬼武拓磨:住民通いの場支援(全9回),周南市,2016.

資料

家庭で行う嚥下リハビリ資料

~在宅高齢者のための嚥下障害のリスク評価尺度~(1ページ)家庭で行う口とのどのリハビリテーション-嚥下機能の改善をめざして-(7ページ)嚥下についてよくある質問集(Q&A)(3ページ)

心臓リハビリテーション

心臓リハビリテーションとは

心臓心臓病の患者さんの体力回復や自信を取り戻すことで、家庭生活や社会生活への復帰を 支援するとともに、再発や再入院を防止することを目指していきます。 心不全や心臓手術後の患者さんは、心臓の働きの低下や、心臓をいたわる安静な生活を続けたことで、 運動能力や、体の調節の働きも低下しています。 そのため強い活動はできませんし、どの程度活動しても大丈夫なのか分からないため、不安もあります。 これらに対して、心臓リハビリで適切な運動療法を行うことが、役に立ちます。 さらに、心臓病の原因となる動脈硬化の進行を防止することを目指して、食事指導や禁煙指導も行います。 無題

対象疾患

1.急性心筋梗塞 2.狭心症 3.開心術後 4.経カテーテル大動脈弁置換術後 5.大血管疾患 【 大動脈解離・解離性大動脈瘤・大血管術後 】 6.慢性心不全・・・以下のいずれかを満たす場合

  ① LVEF≦40% ② PeakVO2≦80% ③ 血中BNP≧80pg/ml ④ NT-proBNP≧400pg/ml

7.抹消動脈閉塞性疾患 〔 間欠性跛行を呈する 〕  

 心臓リハビリテーションの効果

・虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症)の心血管病による死亡率が26%低下、入院リスクが18%低下します。 ・心不全患者さんの入院が25%減少し、心不全による入院が39%減少します。 ・生活の質(Quality of life)が改善し、毎日をより快適に過ごすことができるようになります。

その他以下の効果が期待できます。

・運動能力・体力向上により、日常生活で心不全の症状(息切れ等)が軽くなります。 ・筋肉量が増えて楽に動けるようになり、心臓への負担が減少します。 ・心臓機能が良くなります。 ・血管が広がりやすくなり、身体の血液循環が良くなります。 ・動脈硬化が進みにくくなり、既にできている動脈硬化性プラーク(血管の壁の盛り上がり)が

 小さくなります。

・インスリンの効きが良くなり、血糖値が改善します。

・自律神経が安定して、不整脈の予防になります。

・運動実施により、仕事、家庭生活、社会生活の満足度が高まります。

心臓リハビリテーションの流れ

無題3無題

 無題2                                                  
爆発: 14 pt: 心不全</p>
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