徳山医師会病院について

病院長あいさつ

病院長 中村 和行

当院は昭和41年4月に開院以来、地域の皆様の健康を守るために全国で唯一の完全オープンシステムを病院運営の根幹とし、患者さんの初診から入院中また退院後も地域の開業医が主治医となって切れ目のない診療を行ってきました。この50年余り地域の皆様と信頼関係を築き、皆様が安心して病気の治療や予防に専念できるように、病院職員は一丸となって開業医を支えてきました。

平成13年には山口県で2番目に地域医療支援病院として指定され、平成18年には日本医療機能評価機構からバージョン4を取得し、その後も山口大学医学部や徳山中央病院等からコンサルタントを招き、全国からも優れた専門医等の招聘によって病院機能のレベルアップと高い医療水準を維持しています。また、平成25年5月には新病棟が竣工し、より良い診療環境と患者さんに快適な環境を提供することを目指しています。

日本で進む少子高齢化は、医療費や介護費用の増大とともに地域医療体制の再編をも余儀なくさせています。今後は二次医療圏での地域医療支援病院のさらなる機能分化と連携が求められます。周南地域では幸い徳山中央病院を基幹病院とした地域完結型医療体制が機能しています。今後も地域の病院や診療所との連携をさらに進めるために「周南ケアねっと」の円滑な運営も期待されます。地域の独居老人のケアや認知症のケアについても徳山医師会病院が果たすべき役割は大きいと考えます。「かかりつけ医」が安心して利用できる病院として、何よりも地域の皆様に信頼される心地の良い病院としてその機能を充実したいと病院職員一同は思っています。そのためにも地域の皆様のご協力を得て行政機関や教育機関等とより一層の協力体制を築きたいと願っています。

  • 病院長中村 和行