放射線科RI検査
「RI」とは放射性同位元素(ラジオアイソトープ:Radio Isotope)の略称です。
この放射性同位元素を用いて検査を行うので、RI検査と呼ばれています。
他にも「核医学検査」「シンチグラフィ」などと呼ばれることもあります。
RI検査について
RI検査は放射性同位元素(RI)を含む薬剤、放射性医薬品 を静脈注射で体内に入れ、そこから出てくる放射線を体外の カメラで捉えて画像化します。 CT検査やMRI検査が主に形態的な評価をするのに対して、 RI検査は機能を評価するという違いがあります。 検査は注射直後から始めるものや注射後数時間経過してから 始めるもの等があります。 検査内容にもよりますが、検査開始後30分程度の安静が 必要です。 また、必要に応じて検査前の絶食や食事制限をして頂くこと があります。 |
RI検査は予約制となっています。外来検査では、かかりつけ医からの紹介が必要です。
放射線被ばくについて
被ばく線量を抑えるために、放射性医薬品には半減期の短いRIが使われています。
被ばく線量は使用するRIによって異なりますが、だいたいCT検査と同等か少ない線量です。
また、RIを体内に入れますので、被ばく形態は内部被ばく(体内の線源からの被ばく)となります。
用語について
放射性同位元素:同位体の一種で、放射線を出して安定な元素へ変化していく
半減期:放射性同位元素の放射能が半分になるまでの時間