臨床検査科栄養管理
栄養管理科 概要
基本理念
患者様に安心で安全な食事を提供する。
目標
〇食事に対する満足度の向上
盛り付け・味・色彩等において配慮した食事の提供を行う。
〇チーム医療を実施し、栄養状態低下を防ぐ為の適切な栄養管理を行う
スタッフ
管理栄養士 2名(給食業務は業務委託しています)
主な業務
〇入院中の食事管理
〇献立管理
〇委託業務の指導・監督
〇栄養食事指導(外来・入院)
〇入院中の栄養状態のアセスメント・モニタリング
〇NST
〇栄養情報提供書の作成
入院中の食事について
入院中の食事は医師の指示のもと、年齢・体格・病態などを考慮して決められています。
■食事提供時間
朝食 |
7:30 |
昼食 |
12:00 |
夕食 |
18:00以降 |
■配膳
温冷配膳車を使用し、適切な温度で提供できるようにしています。
■食事の種類
特別な栄養成分の制限・強化の必要がない「一般治療食」と病態に応じてエネルギーや蛋白質・脂質・食塩などを制限する「特別治療食」にわけられます。
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食種 |
内容 |
一般治療食 |
常食
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1200~2000kcalの制限のない食事 |
軟菜
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繊維が多い食材、硬い食材を除いた食事 |
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五分菜
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軟菜より更にやわらかい食事で、煮物・ 蒸し物が主体 |
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刻み菜
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五分菜を刻んだ食事 |
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ミキサー・
ソフト食
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五分菜をペースト状にした食事 ソフト食はペーストにしたものを 嚥下しやすい硬さに固めた食事 |
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流動食
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流動状の食事 |
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特別治療食
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嚥下調整食
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日本摂食・嚥下リハビリテーション学会 嚥下調整食分類2013に基づき物性を配慮 |
糖尿病食
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エネルギー(1000~1800kcal)を制限 ※必要に応じて食塩も制限 |
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ダイエット食
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エネルギー(1000~1800kcal)を制限 ※必要に応じて食塩も制限 |
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脂質異常症食
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コレステロール・食塩を制限し、 身体活動量に合わせエネルギー量を適正化 |
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腎臓病・透析食
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蛋白質・食塩を制限 適切なエネルギー量を給与 |
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高血圧食・
心臓病食
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食塩を制限 ※必要に応じて水分も制限 |
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肝臓病食
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エネルギー・蛋白質量を調整 ※浮腫や腹水がみられる場合は食塩・ 水分も制限 |
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貧血食
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鉄を付加した食事 |
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低残渣食
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食物繊維量が少なく、腸管への負担を 減らした食事 |
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濃厚流動食
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半消化態栄養剤 メイバランス・メイグット等 消化態栄養剤 ハイネイーゲル |
栄養食事指導について
医師の指示に基づき、管理栄養士が患者様のライフスタイルや食習慣に合わせてアドバイス
致します。
食事療法は、入院中はもちろんのこと、退院後も実施して頂くことが重要です。
分からないことがあれば是非ご相談ください。
個人栄養指導 月曜日~土曜日 9:00~17:00
・かかりつけ医からの紹介による栄養指導も実施しています
(この場合は予約時間を13:00~16:00としています)
チーム医療について
NST(栄養サポートチーム)
医師・歯科医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・理学療法士・言語聴覚士・臨床検査技師・
医事課職員等の多職種で構成され、専門知識を生かし治療効果を高める栄養療法を提案する
チームです。
その他
褥瘡ケアチームや心臓リハビリテーションチームなどに関わり、
栄養のサポートを行っています。